お見合い必勝ガイド(女性編)

~わずか3か月で婚約できる実践マニュアル~

(女性編)

 お見合い交際必勝ガイドは結婚に向けて女性が知っておいた方が有利になることを結婚相談所の立場からお伝えいたします。

 結婚相談所は言うまでも無く結婚を全体にした男女の出会いをサポートする場です。その結婚相談所が毎日多くの出逢いと別れを繰り返し、そこでみえてくる法則、パターンをまとめたものがこのお見合い交際必勝ガイドです。

 例外はあると思いますが、多くの女性の意見を元にしておりますので決して的外れな内容にはなっていないと自負しております。

 もちろん、取り入れる部分、応用する部分はご覧になったあなた自身が判断して頂ければよいのです。

 このガイドがあなたの結婚に至る一助になれば私たち結婚相談所の望外の喜びです。

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もくじ

1.お見合いの注意事項

(1) 時間

 遅刻厳禁です。遅刻は相手の時間を奪う行為ですので必ず時間を厳守して下さい。また、異動は首都圏の場合は必ず電車にてお願いいたします。電車のアクシデントの遅刻は言い訳が可能ですが、車の場合は言い訳がききません。男性は女性以上に時間にうるさいという事を覚えておきましょう。

(2) お見合い時間

 お見合いは相手も休日に来て頂いているので、例え「私とは合わないわ」「写真と違うわ」と判断されても10分で席を立つようなことのないようにして下さい。時間的には1時間~2時間を目安にして下さい。気が合えば長くなるのはかまいませんが、相手の都合もありますので時間が大丈夫か聞いてみて下さい。

(3) 代金の支払い

 お茶代を男性が負担してくれた場合は好意に甘えてかまいません。ただし、必ずお礼は伝えて下さい。決して完全な決まりではなく男性側の行為だと言うことを理解して下さい。

(4) 服装・身だしなみ

 清楚な感じのスーツもしくはワンピースのような服装を目処にして下さい。派手なブランド品などは避けましょう。暑すぎる化粧やきつすぎる香水などは嫌われます。

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(5) 個人情報

 電話番号や住所の番地など個人の細かい情報は、お見合いの際には聞かないし言わないというのが原則です。

 相手の個人情報の知りたい部分を上手に聞くコツは、まず自分の情報を話してから相手に尋ねるという順序です。逆だとかなり嫌われます。ほしい情報の部分をほしい精度で自分の情報を開示します。

 例えば、貴方が出身を「私は青森ですが、太郎さんはどちら?」と聞けばほとんどの場合は、同じ制度で「栃木です」と返ってきます。決して「アジアです」とか「墨田区向島2丁目3の15です」などと言った形では返ってきません。同じ精度のカウンターになりやすいのです。

(6) お返事

 交際を希望されるかされないかは翌日までに相談室に連絡してください。絶対、必ず連絡ください。結婚相談所の交際は恋愛と違って「愛してる!」とか「あなたしか見えない!」とか言う形では始まりません。あくまで、「またお会いしてお話しましょう」と言うオファーでしかないのです。ですのであまり悩まず、気軽な気持ちでお返事下さい。

 ただし、お見合いのお話の中で結婚の可能性がないとわかった場合は、恋愛はあっても結婚が無いので、例え会いたい気持ちがあってもお断りして下さい。

(7) お話

 お話の中で決して余計な事は言わないで下さい。余計な事とは、次に会う気も無いのに「今度是非○○○に行きましょう!」とか「絶対連れて行って下さいね!」などと言う期待を持たせて結果的に、人の気持ちをもてあそんだりする言葉や「親が無理やりお見合いさせたの」とか「別に結婚したいわけじゃないわ」等と言うあきらかに嫌々来ました!と言う非常に失礼な言葉。さらに「他にもお見合いが決まっているの」とか「お見合いが決まったら断れないから来ました」とか相手の気持ちを全く考えない行動などです。

(8) NGワード

 以下お見合いにおいてのNGワードです。

 結婚相談所への入会動機やお見合い歴に対する質問はNGです。聞いた瞬間、過去を詮索する詮索女のレッテルが貼られます。

 結婚相談所の話題、悪口も人間が小さく見えますし、逆に「うちの相談所はいいのよ~」等と言う誉め言葉もその裏に相手側相談所がある事を忘れてはいけません。相手側相談所に勧誘女とレッテルを張られるとその相談所とのお見合いが難しくなります。

 意外とダメなのが、「写真よりずっと素敵ですね」等と言う誉め言葉です。それが本当でしかも相当違うのなら言ってしまっても仕方がありませんが、単なるお世辞の場合はお世辞ですまなくなるケースがあります。「えっ!そうですか!やっぱりうちの相談所の写真の撮り方が悪いのか」等と余計な火種を作ってしまいかねません。

(9) 準備

 あとは準備です。

  • 髪形は
  • お化粧は
  • 服装は
  • 持ち物は
  • 目的地までの時間は
  • お金は

 チェックはOKですか?

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(10) その他

 電車が遅れた等のどうしようもないトラブルの場合は早めに相談室へご連絡下さい。待ち合わせ場所がわからない。道に迷ったなども同様です。

2.お見合い待ち合わせ

 さて、ここからは実際のお見合いの最初の部分のつなぎ方を取り上げています。

 お見合いには誰でも多少の緊張と恥じらいとがあるのが当然です。初対面の異性、しかも将来の伴侶となるかも知れない異性と出会うのにまったく緊張しない方がどうかしていると思わざるをえません。

 しかし、この緊張の部分が大きすぎると、本来の自分が出せずに終わってしまう場合があります。また、相手に対して好感を得られる感じの良さは、ある程度テクニカルな部分が必要です。

 初対面の時に必要なものは気さくさ。まずは本格的な会話の前に「あ、気さくな感じの人だな」と思ってもらうようにしましょう。

(1) 待ち合わせのとき

 お見合い場所がホテルラウンジ等の待ち合わせの時は、必ず目立つ場所に立って待っていてください。男性は、シャイな方が多いです。目立たない所にこっそり立っていると男性は声をかけづらいものです。また、目立つところに立っていれば、貴方に視線を注いでいるので相手の男性はすぐわかります。

 「すいません。○○○さんですか?」と声を掛けられたら、普通に「はじめまして○○○です」で大丈夫です。この時、笑顔で挨拶できれば100点です。

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(2) 最初の言葉

 最初は必ず、お礼から言うように心がけて下さい。このお見合いを貴方から申し込んだのであろうが、申し込まれたのだろうが関係はありません。必ずお礼からいう事です。「今日はわざわざありがとうございます。」と明るく伝えてみてください。お見合いの最初に女性から本来言わなくてもいい事かもしれませんが、言われた男性は「感じのいい人だな」と必ず思います。男性が先にお礼を言った場合でも同じように「とんでもないです。こちらこそありがとうございます」と答えるだけで、貴方への男性の評価は上がります。

 意外に思うかもしれませんが、このような挨拶ができない女性も多いのです。挨拶1つだけで得をするのですからしない手はありません。最初は必ず、お礼から言うように心がけてください。

(3) 席についたら

 席に案内されたら、通常の男性ならば貴方を奥側の席に案内するはずです。これも1つの親切というかマナーですから素直に「すいません」「ありがとうございます」と軽くお礼を言ってみて下さい。

 また、飲み物の注文時にずいぶん長い時間メニューで読書する女性がいますが、これもいけません。どこの喫茶室でもソフトドリンクなどは決まっているのですから迷わずに決めて下さい。そして、飲み物が決まったら男性に伝えてあげて下さい。

3.実際の会話の注意

(1) まずは笑顔で

 男性は基本的に単純な生き物です。100人の男性がいれば程度の強弱さえあれ100人ともマザコンです。男性が一番好きなもの、それは女性の笑顔です。綺麗事を言っても仕方ありませんからここでは本音を書きますが、男性はすました美人に憧れは抱きますが、女房にするなら笑顔の可愛い人と答えます。男性は自分の母親が美人ではなくても大好きです。優しい笑顔があるからです。女性の笑顔は男性を射止める最大の武器と考えて下さい。

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(2) 最初は少し控えめに

 最初から男性と会話の上でも対等になろうと思わない事がお見合い成功の秘訣です。付き合いが長くなったり、結婚してしまえば、ほとんどのカップルは、女性が主導権を握ります。男性はそれを無意識に察しています。最初っから強い女性と思われたら結婚してからどんな事になるんだろう?と結婚相手の選択肢から外します。

(3) 女性は最初が肝心

 信じられないかも知れませんが、男性はお見合いの席で、すでに「この人なら結婚したいな」等と思っています。女性にしてみると何もわかっていないうちによくそんな事を!と思うかも知れませんが、男性の多くはお見合いの席で既に一目ぼれ状態を体験しているのです。

 つまり、女性が「最初は何とも思ってなかったけど、会っているうちに彼に惹かれていた」なんて事が普通にあるのに対し男性は「最初は何とも・・・」という事は絶対にありません。詳しく書くと長くなるので省きますが化学的にも証明されている事実です。何が言いたいのかと言うと、お見合いの席の重要性は男性よりも女性の方がはるかに高いという事です。第一印象でピンとこなくても、男性の良いところを積極的に見つけるようにして下さい。そして特に嫌なところがなければ、2~3回お付き合いしてみることをおすすめします。

(4) 男性は女性におだてられると木に登る

 男性は単純ですから、会話の中で多少自慢めいた話があればおだててあげましょう。自分を認めてもらうことが男性の生きがいです。女性が感心しているそぶりをみせれば男性は調子に乗ってさらに饒舌になります。そして、男性は貴方と話すことがとても心地よく貴方に好意を抱いていきます。

(5) 会話が途切れた時

 多少口数の少ない男性でも、男性は自分の得意分野にかけては話すことが大好きです。お見合いの際に会話が途切れがちな場合、男性の趣味などについてちょっと質問をしてあげれば相手の男性は、必ず雄弁な演説家に変身します。

(6) 話が大きい時

 男性が調子に乗って話が大きくなっていった時も貴方はそこでつっこんではいけません。

 話が大きい男性は必ずしも中身のない男性ではありません。政治家や実業家、みんな話が大きいのです。あくまでも会話の調子に乗っただけです。

 また貴方がそこで会話の矛盾を突っ込んだ時点でこのお見合いは成立しないと思って下さい。

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(7) 会話や態度のタブー

横を見ている。

 これが最も最悪です。下を見ているのはまだ許せます。しかし横を見ているのは完全に相手を馬鹿にした態度にとられます。そんな態度はとらないという人も多いでしょうが、実際に横を見ながら話をする女性がいるのも事実です。

話をポキポキ折る。

 男性が話をしている途中で話題を変える。というのはよくありません。ビジネスの世界で最も嫌われる慇懃無礼な振る舞いはお見合いでも同じことです。

返事が「はい・いいえ」

 男性が質問した事に対して「はい・いいえ」だけで答えてしまってはいけません。せっかく広がるかもしれない会話を「YES・NO」だけではぶっつりと切ってしまいます。

(8) 余計な質問

 しなくても良い余計な質問があります。以下羅列しておきますので注意してみて下さい。

  • お見合いは何回目ですか?
  • どうしてお見合いしているんですか?
  • どんな人とお見合いしました?

【余計な会話】

  • 留学経験の無い男性に留学時代の話(もっと親しくなってからでいいです)
  • 過去に付き合った男性の話(絶対にタブーです)
  • 高級なものの話(レストラン、衣服のブランド話は男性はうんざりです)

 上記のことに注意していただければ、初対面の印象に気さくさが加わります。納得できない部分はあるかも知れませんが、基本は最初は演じる事も必要です。

 お見合いはあくまでも始まりなのですから、始まりの時点でゴールという達成感を求めてはいけません。演じる事によってチャンスは広がります。広がったチャンスは掴むのも掴まないのも自由に選択できるのです。

 とりあえず、チャンスの芽だけはいつも確保しておきましょう。

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4.男心のくすぐり方

 男性が好きな女性のタイプは家庭的とか料理が上手とか・・・

 しかし、そんな事は結婚するまでわかりはしません。ピクニックにサンドイッチ作るくらいではわかりはしないのです。家庭的?それも男性が漠然と抱いている母親のイメージだけの実態のない夢です。

 男性が好きな女性のタイプ。それは男性の冗談に笑ってくれる女性です。えっ?それだけ?そう思われるかもしれません。しかし、それだけです。男性の冗談に笑うだけで男性は貴方に好意を抱きます。

 男 つまらないギャグを言う

 女 笑う

 これだけの事で男性は

  • 受けた!
  • 嬉しい。
  • あ!笑顔がかわいいな。
  • 性格も良さそうだな。
  • 好き!

 とホントに単純です。

 逆に、つまらないからと言ってギャグを無視したりすると男性は

  • 滑った!
  • モー!
  • 笑ってよ!
  • 優しくないなー。
  • 嫌い。

 と連鎖してしまいます。

 男性と付き合う上で、貴方の義務と言っても過言ではありません。男性はどうしても、女性に認められたい!と言う自然の本能を持っています。しかし、優秀さや能力で図抜けた存在でない自分である事も同時に知っています。その屈折したプライドは、貴方が笑う事によって満たされるのです。(これは全ての男性の共通した感情です。)冗談を笑うと言う事は、男性からすると大げさではなく、自分を認めてくれている存在の女性になるのです。

 男性が冗談言ったら笑う!すかさず『笑う』つまらなくても『笑う』それが貴方の利益になります。

5.お見合い後の最初のデートのお約束

 最初のデートでは、お互いまだ探りあいの状態です。そして、その探りあいの状態では女性の方が男性より上手である方が交際自体はうまくいきます。

(1) 上手にリードしてくれる男性

 かっこいい言葉ですが、好意を持った女性にスマートにリードできる男性はそう多くありません。そのような男性がいたら逆に貴方への好意が大きくない可能性も高いのです。

 さて、最初のデートで女性が気を使わなくてはいけない部分はそう多くはありません。基本的に楽しめば良いのです。ここで勘違いしないでほしい部分は、決して自分勝手にわがままにふるまうという事ではありませんし、楽しませてもらうだけと言う事でもありません。楽しもうとする意識が大事なのです。無理に気取ったり、相手に気を使っていつまでも他人行儀のままだったりしない為にも、まず自分が彼とのデートを楽しむ。そういう意識、考え方の事なのです。そして、自分が楽しもうと思って、本当に楽しかったデートなら貴方と彼の相性は良いのです。彼ならきっと一緒に過ごして楽しい人になれるでしょう。

 もし、自分が楽しもうと思っていたのに楽しめなかったら、彼との相性が悪いのです。だって貴方は自分が楽しむ事を考えていたのに楽しめなかったのですから。

今日は楽しかった、そう思える相手が貴方にピッタリの相手なのです。

(2) デートコース

 何も気を使う必要はありません。貴方の行きたい所に連れて行ってもらいましょう。相手の提案先が嫌な場合は、「そこもいいけど、*****に行きたいな!」と言えば500万人中400万9998人は「じゃあ~ そこにしましょうか」と貴方の提案に乗ってくれます。

 ダメ出しだけしといて、代替案がない女性がいますが、それは男性が最も嫌うタイプです。男性の最も嫌いなタイプは、会議の席で駄目出しだけして、代替案の無い上司です。くれぐれもそんな上司と同じ感情を抱かれないようにして下さい。

(3) お礼

 ごちそうになったらお礼は必ず言いましょう。当然かと思うかもしれませんが、相談所に対して男性から多い苦情が、「ごちそうさますら言えない」「ごちそうになるのが当然だというような態度」と言ったお礼を言えない女性へのものが多いのです。

 感謝の言葉は男性が最も欲する言葉です。この言葉に気持ちがこもっていればこもっているほど貴方の好感度は高くなります。例えごちそうになった物がラーメンであっても感謝の気持ちは心をこめて下さい。

 男性は

「こんな事で喜んでくれるのなら!

あんなものごちそうしたら・・・

こんなものごちそうしたら・・・

どんなに喜んでくれるのだろう?」

 とさらに励んでくれます。

(4) お別れに

 貴方がまた会いたいと思った時は今日のお礼と「また、誘って下さい」この言葉を付け加えましょう。

 どうしてもまた会いたい!と貴方がヒートアップしてしまった場合は「また、誘ってくれますか?」と相手の答えを探りましょう。男性の返答で貴方への男性の気持ちがすぐわかります。必ずわかります。

6.男性を積極的にさせるには!

 まずは、男性に貴方との恋愛が、自分でも手が届くと思わせることが大切です。人間は手の届かないものにそれほど興味を示しません。自家用ジェット機の値段に興味がある人は稀でしょうし、世界的名画の値段がいくらであろうとそれほど興味はありません。「ふ~ん。あっそ」てなもんです。

 しかし!無理すれば手の届くもの、車やバイク、趣味のものなどは、食事を削ってまで手に入れようと思うわけです。恋愛にもこの心理に通じるものがあります。男性は気に入った女性がいても手が届かないと見るとあきらめます。「脈なしだな」と思った瞬間に次の対象に移ってしまいます。

 「そこを強引にこなくっちゃ!」何て言うわがままな女性もいるでしょうが、そこを強引に来てくれる男性は、ちょびっとレベルが下がっている事に気がつきませんか?より良い男性を狙うのなら、自分からも距離を詰める努力をしなくてはいけない訳です。距離を詰めるというのも、別に難しい話ではありません。携帯に着信があったらかけ直す。(次にかかってくるまで待たない)

  1. デートの誘いが都合の悪い場合は、代替日を提示する。
  2. メールのPS欄に、ちょびっと褒めた事を書く。(PS 今日のネクタイ素敵だったよ!<こんなの)
  3. 3回に1回くらいは自分から連絡する。

 と言う程度のものです。

 男はすべからく単純でかわいい生き物です。ピュアで繊細な男性心理をしっかりつかまえましょう。

7.プロセス

 女性は恋愛のプロセスを大事にしすぎる傾向があります。生物的な本能がそうさせているのですから仕方ないと言えば仕方ないのですが、あまり偏りすぎるのも考えものです。距離を縮める作業を男性にだけ任せてしまうケースが多くあるのです。

 魚釣りに例えてみましょう。

 釣竿に魚がかかった状態であれば釣り人は必死に釣り上げようと努力します。どれだけ時間がかかっても釣り上げる努力を必要としても自ら糸を切ることはありません。しかし、糸の先に魚がいるのか?岩に引っかかったのか?がわからないような手ごたえであれば、釣り人は糸を切り次の魚を狙います。

 これを恋愛に置き換えますと貴方が男性に好意を持っていたならば適切なタイミングでシグナルを送り男性をあきらめさせない事です。

 恋愛での男女の関係は対等です。女性からも男性が積極的になれる環境を作ってあげることが必要ではないでしょうか。距離を縮めるプロセスを「べきある論」で男性任せにしない事を心がけるだけでずいぶんと違った、そして有利な成果を手に入れることができるはずです。

8.交際のアドバイス

(1) 交際の心構え

 交際になったということは「結婚相手としてお互いをもっと知り合いましょう」「もう少しお話してみましょう。」と言う程度の意思表示です。決して重くはありませんが、それでも結婚に向けてのスタートです。しっかり誠意を持ってお付き合いしてみて下さい。

(2) ファーストコンタクト

 交際になった場合、電話番号の交換がされていると思います。最初は男性側から連絡をして頂くようにお願いしてあります。以下最初のコンタクトについてのアドバイスをまとめてあります。

  1. 連絡は電話を交換してから2日以内にお願いしています。それ以上連絡が無い場合は相談所にお知らせ下さい。
  2. 男性側から留守電などあった場合は、次の電話を待たずにこちらからかけなおすようにして下さい。
  3. 最初の電話の意味

 最初の電話の意味は、第一の目的は次の誘いをする事です。

 交際になったのですから最初の電話で次のデートの話でもしてみましょう。全てを男性任せにせず、自分の希望をしっかり伝え楽しむことでより距離の縮まる交際が可能になります。

(3) 最初が肝心

 飛行機と同じで男女における出会いから結婚にはある種の法則があります。飛行機事故は離陸と着陸の時に99%が集中しているのですが、出会いから結婚も同じで、出会いの時とイザ結婚の時に2人の縁は壊れやすいのです。

 飛行機の場合は離陸時の数分間、着陸時の数分間に集中しているそうですが、男女の仲も同じであると言えます。出会いから3~4回デートするまで、そしてイザ結婚へ具体的な交渉に入った時に集中して破局があるのです。離陸した後から着陸までの間の水平飛行中に事故がおきる事は少ないと言いますが、これも同じようにその間の交際中に壊れる事は少ないのです。

 ようするに、出会いから通常交際までの期間をクリアする事だけに全精力を傾ける必要があるのです。よく結婚が前提の相手なんだから最初っから現実的な話をしてお互いによく見極めないと・・・などと言う方がいますがほとんど交際にはなりません。現実的な話とは相手に話をする意思、そして聞く準備があって初めて可能になるからです。結婚相手以外と結婚後の話をする必要は無いのですから結婚相手と認識される以前にそのような話をされてもつまらないだけです。飛行機に例えたら離陸してないのに着陸の準備をしているようなものです。

 話を戻しますと、出会いから通常交際に至るまでの間は現実とは違う非日常をおくらなければいけないと言うことになります。非日常の世界はとても疲れますが、こおをクリアしなければ何も始まらないのですから仕方ないと我慢するしかありません。

 とにかく、出会いから交際までの間に全力を傾けましょう。結婚と言う着陸に向けて、離陸しなければ始まらないのですから。

(4) メールの書き方、伝え方

 現在、メールは男女の交際の中でかかせないツールになっています。しかし、そのツールも上手に使う事が出来なければいけません。メールは電話と違い文字だけで伝わりますからその時の、表情や雰囲気を理解する事ができません。だからこそ、話し言葉よりも実は注意が必要なんです。

 例えば、太郎さんと花子さんは明日の6時に食事の約束をしています。太郎さんは残業になってしまいました。7時なら間に合うので花子さんにメールしました。

——–以下太郎さんが送ったメール——–

 こんにちは!太郎です。明日6時に待ち合わせだったんですが、残業になってしまって7時に変更してもらえませんか?急で申し訳ありません!7時でも良いですか?

———————————————

 と言うお詫びとお願いを普通に書いて送りました。

 やがて花子さんから返事のメールが返ってきました。

———以下花子さんからのメール———

 わかりました。7時でいいです。

———————————————

 と言う了解した旨を伝えるメールです。

 さて、親しい間なら問題ないのでしょうが、まだそれほど親しくない場合、誤解が生じる恐れがあります。太郎さんは思います。

 ・花子さん怒っているのかな?

 ・花子さんに嫌われたのかな?

 ・今、機嫌が悪いのかな?

 いずれも花子さんに良い印象ではありません。このような場合はどうしたらよいと思いますか?

 私は男女の中でのメールの場合(短い文面の場合は特に)話し言葉で送る方が誤解は少ないと思います。

———————————————

 ・了解です。じゃあ7時で!

 ・7時でOKですよ!

 ・じゃあ7時に待ってます。

———————————————

 同じような短い文章でもニュアンスは全く変わってきますね。この部分の理解をするだけでメールでの大きな誤解は避ける事ができますし相手に正確に自分の意図することを伝えることができます。前述しましたが、メールと言うツールの怖さと言うものは言葉だけが残ると言う事です。極端に言うと、さよなら。と言う一言は、対面している時に言われたなら意味をほぼ正確に理解する事が可能でしょう。元気に手をふって言った、またね!と同じ意味のさよならなのか、泣きながら言ったお別れを意味する『さよなら』なのか。その時のシチュエーションで理解する事ができます。しかし、メールであれば『さよなら』一言では理解はできません。そこに、言葉の難しさがあります。言葉だけでは自分の意図が正確には伝わりにくいのですから、男女の仲では出来るだけ感情のある話し言葉が良いのです。

(5) 欠点が見え始める

 男女が付き合いはじめてしばらくすると相手の欠点が見えてくるようになります。付き合いはじめたばかりの頃は相手の多くの部分は把握できません。未知の部分がほとんどの状態なのです。(だから楽しいのですが)付き合った当初はアバタもエクボのことわざにもあるように相手の事を正確に見てはいないのです。

 やがて付き合いの中で少しずつお互いがお互いを知り、そしてわかりあうのですが、そのときに相手の良い部分と同時に悪い部分も見えてくるようになります。欠点のない人なんかいるわけがないのですから当然のことです。

「あれ、こんな人だったんだ」

「けっこうルーズな面があるのね」

 などと相手に知らなかった欠点があることを見つけます。この時期に最初の喧嘩がおきたりしますが、これは付き合いが深くなるためには必ず通らなければいけない試練だと思って下さい。

 さて、ここで気を付けなければいけないポイントが2つあります。

 1つは、相手を無理やり変えようとしないことです。先にも述べましたように、誰にも欠点があるのは当然のことなのです。許容できる範囲であれば大らかに見てあげることも必要なのです。自分の都合の良いように相手は変わってはくれませんし、許容できるかできないかで今後の付き合いの継続を判断すればよいのです。ささいな欠点には目をつぶってあげる大らかさが必要です。

 もう1つのポイントが、この時期には自分の欠点も相手には見えているという事です。自分ばかりが相手の欠点に気が付いている訳ではないのです。そこをよく自覚する必要があります。あなた以上に相手もあなたの欠点が見えているかもしれません。そんなあなたを相手は大らかに許容してくれているのかもしれないのです。欠点のない人はいないという原則には自分も含まれていることを忘れないで下さい。

 そして、このアバタがアバタに、エクボがエクボに正確に見えた時から本当の付き合いが始まるという事も事実です。月に着陸すればうさぎはいない。とわかるのと同じように相手と親密になって初めて分かる事も多いのです。決して例外はありません。その時期を乗り越える度に以前より親密になった2人がいるはずです。欠点を含めて愛おしい。そんな関係が男女の仲の当然の姿であるのです。

9.車の車輪

 自分の磨くことと出逢いに積極的になる事は車の両輪のようなものだと思います。どちらかだけに偏ったら決して前には進みません。

 ところが、相談所から見ていると多くの女性が片方に偏った努力を一生懸命している傾向があるのです。大まかな傾向として、女性は自分磨きだけに努力していれいつか白馬の王子が現れると信じてしまっているのではないでしょうか。いくら数打っても宝くじは当たりませんし、白馬の王子は空想の生き物です。

 多くの女性は自分を磨くことは本当にすごい。実年齢よりはるかに若く見え、ファッションやエステ、化粧や流行を取り入れることにはがんばっています。しかし、出会いに自分から立ち向かおうとはしない方が多いのです。せっかく登録した相談所なのに、男性からの申し込みや相談所からの紹介だけを待っている。

「気になる人はいるのですが、自分からはなかなか・・・」

「やはり男性から望まれて・・・」

というような待ちの姿勢では可能性は広がりません。

 断言しますが、相談所に登録され自分磨きと出会いに積極性のある方の場合、希望する相手に釣り合いが取れていればまず間違いなく結婚されていきます。結婚にならない理由が見つからないのです。

 車も同じで両輪が揃っていなければいくら走っても同じ所を回るだけです。弧を描いて前には進みません。それと同じように、自分を磨くことと出会いに積極的になる事、その2つが揃って初めて結婚と言う目的地に確実に前進するのだと思います。

 女性は出会いにも積極性を!

 これからはそれを意識して積極的に行動してみましょう。決して難しいことではありませんよ。だってすでに片方はできているのですから!

 結婚するのはどんな人ですか?

 よくそんな事を聞かれます。結婚相談所での出会いは、お見合いと言う形になりますから、目に見える条件、数字が良い人が有利な事は間違いありません。

 しかし、条件の良い人がすべからく結婚されるか?条件の良くない人は全く成婚に至らないか?というと決してそのような事はないのです。結局、お人柄で結婚されていくのです。

 お見合いという条件ありきのこのシステムでさえ、結婚するのはどんな人?と聞かれれば「お人柄のよい方です。」と答えざるを得ないのに驚きます。そして、私たち結婚相談所はそこに結婚の安心を感じています。

 皆さんが素晴らしい結婚に至ることを願ってやみません。

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